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おおるりの森ブログ

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Iさん、故郷へ ~親子で2000キロの旅~

台風19号の爪痕は栃木県内にとどまらず、全国各地で甚大な被害を

もたらせました。テレビに映る見慣れたはずの場所が、もはや

記憶とは違った光景となっていました。

私たちもまずできることから、誰かのそして何かの役にたてることを

はじめていこうと思います。

 

秋晴れの澄んだ空の下、仲良く肩を寄せて歩く親子の後ろ姿・・

Iさんと息子さんです。先日、胸が熱くなるお手紙を

息子さんからちょうだいいたしました。

「生まれ故郷の島根に母を連れて行ってあげたいが、もう無理かな・・と

ずっと思っていました」

と書き出されたお手紙を息子さんの了解を得て、すこしご紹介させて

いただきます。

 

「母の昼夜逆転が始まってからの数年間、職場での昼休みは食べて

いる時間がもったいない。食べる時間があるくらいなら眠りたい。昼食を

抜いて60分ひたすら眠る・・そんな不健康な生活が当たり前のように続いていました。

しかし今は違います。短い時間でも毎晩ぐっすり眠りに就くことができるため、

食堂でしっかり食事をして、余った時間で20分程度仮眠をすれば十分といった感じで

昼食を抜くことは全くなくなりました。

 

~ 一部省略 ~

 

母はずっと島根に帰りたい気持ちでいっぱいだったと思います。

今回の帰省が実現できて、母と幸せな時間を過ごせたのは

母をみていただいている安心感から、心と時間に余裕が持てるようになったからです。

 

~ 一部省略 ~

 

夜になると叔父や伯母、いとこ達が大好物のサザエのつぼ焼きや大量の刺盛りなど

日本海の海の幸で歓迎をしてくれました。

伯母と母の会話を聞いていると全くつじつまが合わなくて、ずっと支離滅裂。

自分にはまったく意味がわからずもはや笑うしかない・・それでも

当人同士では不思議と会話が成立しており、さすが姉妹だなと思いました。

その晩は食べたり飲んだり歌ったりしながら、みんなすっごく幸せそうな顔をしていました。

高速を運転中、眠気を感じると母と二人で懐メロを歌いながら人生初2000キロの旅は

一生忘れることのできない貴重な貴重な、いい思い出になりました。

 

~ 一部省略 ~

 

先日、母の部屋で「ここに居るとひとりぼっちにならないから、必ず

誰かが近くにいてくれるからさみしくないでしょ?」と聞いてみると

「うん。さみしくないよ。いいところだよ~」と言って

なんとも言えない、いい顔をしていました。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました」

 

Iさんはとても色白で目がぱっちりとした美人さんです。

いつもご挨拶をすると、とっても優しい笑顔を向けてくださり、

心が癒されます。

Iさんのお人柄が息子さんにしっかりと受け継がれていることを

誰よりも喜ばれているのはお母さんのIさんだと思います。

 

温かい文面に込められた思いから、施設の役割をあらためて学ばせていただきました。

こちらこそ、ありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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